プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)は1日、楽天のキャンプ地の沖縄・久米島で野球賭博問題の再発防止のための研修会を開始した。野球協約の確認や1969年に八百長が明るみに出た「黒い霧事件」の経緯を解説。講師役の井原敦事務局長は、賭博を「断る勇気」と「相談する勇気」の大切さを強調し「選手に自覚してもらうしかないのでキャンプ地に来ている」と話した。
キャンプ中に全12球団を巡回し、3選手が無期失格処分を受けた巨人の研修会は6日に行う予定。楽天の梨田昌孝監督は「キャンプだけでなく、常に意識していかなければならない」と重く受け止める姿勢を示した。〔共同〕