【NQNロンドン】13日のロンドン株式相場は続伸。FTSE100種総合株価指数は前日終値に比べ120.50ポイント高の6362.89で引けた。構成銘柄の9割近くが上昇した。3月の中国貿易統計で輸出が市場予想を上回ったことを受けて中国景気への警戒感が和らぎ買い安心感につながった。欧州の各国株式相場が上昇した。
中国需要の回復期待や業界再編の思惑から鉱業株に買いが集まった。アングロ・アメリカンは約11%の上昇。オーストラリアの石炭事業売却を巡り、大手の同業他社が関心を示しているとの報道が買い材料視された。BHPビリトン、資源商社のグレンコアも大幅高で引けた。
バークレイズやHSBCホールディングスをはじめ、銀行株も大幅上昇した。保険株も上げた。
個別銘柄ではベンチャー・キャピタルの3iグループと建機・産業機器レンタルのアシュテッド・グループが高かった。
半面、スーパーマーケットのテスコが大幅安。価格競争の激化が利益を圧迫する可能性が懸念された。WMモリソン・スーパーマーケッツも下げた。
総合公益会社のユナイテッド・ユーティリティーズなど公益事業株は軟調だった。