熊本の地震から一夜明け、首相公邸から官邸に入る際に報道陣の質問に答える安倍晋三首相=15日午前7時5分、飯塚晋一撮影 与野党は15日、熊本県で震度7を記録した地震を受け、環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案や関連法案を審議する衆院特別委員会について、安倍晋三首相から被害状況の報告を受けたのちに休憩に入り、質疑はしないことで合意した。防災関係閣僚が出席する衆参の各委員会についても、政府が災害対応に集中できるよう審議を行わない。自民党の佐藤勉国会対策委員長と民進党の安住淳国対委員長が国会内で会談して決めた。