熊本県での一連の地震で、最大震度7を記録して20人の死者が出た益城(ましき)町内の家屋の約半数に一部損壊以上の被害があった。町災害対策本部が19日、発表した。確認した1万1076棟の家屋のうち、全壊、半壊、一部損壊は計5400棟で、5割近くが被害を受けていた。
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町は、がれきが撤去されて損壊状況がわからなかった家屋を除き、全域の家屋を調査した結果、全壊が1026棟、半壊・一部損壊が4374棟、損壊なしが5676棟だった。
町によると、警察、消防、自衛隊が不明者捜索活動に伴い、確認したもので、罹災(りさい)証明発行の基礎となる町職員による調査とは異なるという。