一連の地震で被害を受けた熊本県内の市町村で、被災者支援のための災害ボランティアセンターを開く動きが本格化してきた。
特集:熊本地震 ライフライン情報など
特集:あなたの街の揺れやすさを住所でチェック
熊本地震 災害時の生活情報
南阿蘇村社会福祉協議会は20日、社協事務所近くにセンターを開き、ボランティア登録の受け付けを始めた。当面は県民が対象で、初日は60人が登録し、物資の仕分けなどをした。職員の工藤富美代さん(55)は「被災者には地震で家を失った人もいる。被災者に寄り添ってもらえる方に来ていただければ」。問い合わせはセンター(0967・67・2511)へ。
益城町社協は21日、井関熊本製造所のグラウンドにセンターを開く。200人程度での活動を想定し、午前9時集合で仕事を割り振って避難所に派遣する。國元秀利事務局長(59)は「見通せないところもあるが、被災地では人手が不足している」と話す。問い合わせはセンター(096・289・6090)へ。
宇土市社協によると、同市でも県民から募ったボランティアが避難所などで活動を始めている。また、菊池市では九州在住者を対象に登録を受け付けている。熊本市では22日にセンターが開設予定で、問い合わせは市社協(096・288・2748)へ。