熊本県などの一連の地震を受け、東京都武蔵野市は28日に締め切る予定だった来年度の職員募集を1週間延長すると発表した。受験者や親族、友人が被災したり、ボランティア活動をしたりしている可能性があり、すべての受験者を対象にした。
特集:熊本地震 ライフライン情報など
特集:あなたの街の揺れやすさを住所でチェック
熊本地震 災害時の生活情報
市人事課によると、来年度の募集は事務職15人程度、技術職(土木・建築)と保健師が各若干名で、15日に受け付けを始めた。例年九州地方を含む全国から約2千人の申し込みがある。新しい期限は5月5日の午後5時まで。市ホームページからエントリーシートを提出する。
渡辺昭浩課長は「受験者が就職の機会を逃すことがないよう、できる範囲で門戸を開きたい」と話した。大手企業が被災者の採用期間を延長している動きをネットで見て参考にした。(高橋友佳理)