ありし日の忌野清志郎さん=1994年7月、東京都渋谷区、鈴木好之撮影
7年前に58歳で亡くなったミュージシャンの忌野(いまわの)清志郎さんをしのぶ催し「忌野忌(き)」が5月3日、ゆかりの地国立市で開かれる。若き日の忌野さんが過ごし、数々の曲の舞台にもなった「聖地」などを巡る。
忌野さんは1951年、中野区生まれ。国分寺市で育ち、市立第二小学校や同第三中学校に通った。都立日野高(日野市)在学中にバンド「RCサクセション」を結成。70年にレコードデビューした後も、78年ごろまで実家や国立市内のアパートで暮らした。
国立市と国分寺市をつなぐ通りには、ヒット曲「多摩蘭坂(たまらんざか)」の舞台、たまらん坂がある。このほか「国立市中区3―1(返事をおくれよ)」など地名を歌った曲や「ぼくの家の前の道を今朝も小学生が通います」など、国立で過ごした日々を題材にした歌詞も多い。