覚醒剤取締法違反(所持・使用)の罪で起訴された元神奈川県葉山町議の細川慎一被告(41)の初公判が27日、横浜地裁(並河浩二裁判官)であった。細川被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側が懲役1年6カ月を求刑し、結審した。
被告人質問で細川被告は「公務員給与制度などの調べものをしている時、眠らないために使った」と説明。17、18歳のころに知り合いに注射されたのが覚醒剤を使い始めたきっかけとし、「ここ半年は頻繁に使っていた。町民には不愉快や怖い思いをさせてしまい申し訳ない」と述べた。
起訴状によると、細川被告は2月16日、横浜市中区のコンビニエンスストアのトイレで覚醒剤を使用したなどとされる。
細川被告は昨年4月の町議選でトップ当選。逮捕後、町内に居住の実態がないとして、町議会が失職させる決定をしている。