お披露目された南海電鉄の「めでたいでんしゃ」=28日午後、和歌山市加太、真田嶺撮影
和歌山県北部の沿岸部を走る南海電鉄加太(かだ)線で、29日から沿線の漁港で名物のタイをモチーフにしたピンク色の観光列車「めでたいでんしゃ」が走る。28日にはお披露目を兼ねて試乗会や安全祈願があった。
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車内の床には魚影が描かれ、座席シートはタイの絵柄。縁結びで有名な地元の神社のひな人形をあしらった飾りもあり、乗るだけで「おめでたい」、ずっと乗っていたくなる「愛(め)でたい」デザインが特徴だ。
運行を記念し、駅や飲食店などを巡ると抽選で、タイや車内と同じ魚形のつり革などが当たるスタンプラリーも実施する。同電鉄の石坂勝利さん(49)は「めでたい電車で、ぜひ加太に来ていただきタイ」。