「瀾滄江―メコン川協力メディアクラウドサミット2020」が24日に開催された。中国、カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムなど瀾滄江―メコン川流域6か国のメディアの代表が「感染症との闘いで協力し、経済を振興する」とのテーマをめぐり意見交換した。人民日報が伝えた。
人民日報社の庹震社長(編集長)は「新たな情勢を前に、ポストコロナ時代に着眼し、メディアは各国の感染防止・抑制、経済回復、持続可能な発展に助力する面で、独特かつ重要な役割を発揮することができる。我々は人類運命共同体の理念を堅持し、瀾滄江―メコン川精神を発揚し、共にメディアの責任を引き受け、各者の力を集めて、瀾滄江―メコン川流域各国の協力・ウィンウィン、民心の通じ合いの促進を、世論面からより力強く支えていく」と述べた。
中共中央対外連絡部の銭洪山副部長は「瀾滄江―メコン川協力は急速な開拓期から全面的な発展期に入り、制度整備、戦略計画、資金支援、実務協力のいずれにおいても著しい進展を遂げた。中国側は各国と共に努力して、瀾滄江―メコン川協力のたゆまぬ深化・拡大を推進したい」と述べた。
「瀾滄江―メコン川協力メカニズムはスタートは遅かったものの、出発点は高く、発展は速く、歴史の厚い積み重ねがあり、将来性が大きい」。羅照輝外交副部長(外務次官)は各国に対して、「3+5+X」の協力枠組みに従い、瀾滄江―メコン川流域経済発展ベルトを築き、瀾滄江―メコン川諸国運命共同体を構築するよう呼びかけた。
現在、感染症と過去百年間なかった情勢変動が入り交じり、国際構造は深く変化している。瀾滄江―メコン川流域各国は団結・協力し、互いに見守り助け合い、感染症の大きな試練に共同で対処し、地域経済の活力回復に努力している。瀾滄江―メコン川流域諸国の友情は感染症と共に闘う中で昇華され、美談として伝わっている。各メディアの代表は団結・協力し、共に困難を克服する固い信念と決意を一致して表明した。
国境を跨ぐ共同インタビューやニュース・リソースの共有、人員の相互訪問・交流や番組の共同制作。近年、瀾滄江―メコン川流域各国のメディアは各自の役割を発揮し、交流や協力を強化し、瀾滄江―メコン川流域のストーリーを共に語り、瀾滄江―メコン川文化を発揚し、瀾滄江―メコン川事業を推進し、瀾滄江―メコン川流域協力の交響楽を奏でている。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年11月27日