優勝額を贈られた琴奨菊(左)と白鵬=東京・国技館
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大相撲夏場所を翌日に控えた7日、東京・国技館に飾られる優勝額の贈呈式があった。初場所を日本出身力士として10年ぶりに制した琴奨菊と、春場所で史上最多36度目の優勝を果たした白鵬に縦317センチ、横228センチの額が贈られた。
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国技館には32枚の優勝額が飾られている。1、5、9月の東京場所ごとに2枚ずつ取り換えられ、初日に除幕されるのが習わしだ。日本出身力士が掲げられるのは、2006年初場所を制した栃東(現玉ノ井親方)の額が取り外されて以来、4年4カ月ぶり。「新しい人が来るのは新鮮さがある」と八角理事長(元横綱北勝海)。優勝額は白鵬20枚、日馬富士6枚、鶴竜2枚、把瑠都、旭天鵬(現大島親方)、照ノ富士、琴奨菊が各1枚になる。
琴奨菊は「想像以上に大きい。本当にすごいことをしたんだなと実感した」と感無量。「もう一回味わいたい。明日から気持ち新たにやっていく」。夏場所で2度目の賜杯(しはい)を狙う。(菅沼遼)