アニメ動画「みんなで楽しむパラスポーツ」でアーチェリーを紹介する場面=東京都提供
2020年東京パラリンピックに向けて、陸上や車いすテニスなど22競技の魅力を紹介するアニメーション動画「みんなで楽しむパラスポーツ(みんパラ)」を東京都が作った。幅広い年代に障害者スポーツの関心を広げる狙いで、30秒に魅力を凝縮。動画配信サイトの「ユーチューブ」(
https://www.youtube.com/
)などで公開している。
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動画は、東京大会で予定されている22競技それぞれについて作成。このほか、全競技をまとめて紹介するダイジェスト版は、2分と30秒の2パターンがある。
鈴の入ったボールを投げ合い、ゴールを狙うゴールボールでは、視覚以外の感覚を研ぎ澄ませてシュートを防ぐシーンを描く。アーチェリーでは、口で弓を引いて的を射抜く選手の姿を描き、強い精神力や高い集中力を表現。シッティングバレーボールは、勝敗を左右するチームワークや、座りながら素早く移動しボールを拾う選手の動きに焦点を当てた。
製作費は約1千万円。都は今後、動画を障害者スポーツの大会などで放映するほか、DVDなどの形で道府県や都内の区市町村にも配るという。(松沢憲司)