ロシア陸上界のドーピング問題を告発した同国の反ドーピング機関元職員、ビタリー・ステパノワ氏が8日、米CBSテレビの番組内のインタビューで、2014年ソチ冬季五輪で金メダルを獲得したロシアの4選手が禁止薬物を使用していたと証言したが、具体名は出さなかった。同氏は同国薬物検査機関の元所長のグリゴリー・ロドチェンコフ氏から情報を得たという。
陸上の問題では、ロシア陸連が国際陸連から資格停止処分を受けており、ロシア選手は8月のリオデジャネイロ五輪に参加できない可能性がある。番組内では米国反ドーピング機関のトップ、トラビス・タイガート氏がロシア選手のリオ五輪参加に反対した。(時事)