阪神甲子園球場(西宮市)に、魚が空から降ってきた――。今月8日の阪神―ヤクルト戦の最中、外野で魚の死骸が見つかり、試合の進行が一時、とまった。虎とツバメの戦いに魚が「水」を差した形となったが、なぜ、魚が落ちてきたのか?
甲子園の上空?から魚の死骸 試合の進行一時止まる
特集:どうぶつ新聞
「珍事」が起きたのは、阪神が攻撃中の六回裏2死の場面。球場運営を担当する平井立樹さん(43)によると、選手が打席に入って構えると、左翼を守っていたヤクルトのバレンティン選手がタイムを求めた。左翼付近に魚の死骸が突然上から落ちてきて、強烈な腐敗臭を放っていたという。関係者が、ほうきとちりとりで片付ける間、3分ほど試合は中断した。
魚は25センチほどの大きさで腐敗したような状態だったという。落ちていた場所は観客席からは20メートルほど離れていて、投げ込まれたとは考えにくい。平井さんは「過去にネコやイタチが出て中断したことはあったが、まさか魚が降ってくるとは……」と驚く。