羽生善治名人(45)に佐藤天彦八段(28)が挑戦している第74期将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第3局が12日、鹿児島市の城山観光ホテルで始まった。ここまで1勝1敗のタイ。2勝目を挙げて名人位獲得へ一歩リードするのはどちらか、注目の一番だ。
将棋名人戦タイムライン
棋譜再生はこちら
鹿児島県での名人戦開催は初めて。午前9時、日本将棋連盟の谷川浩司会長ら関係者が見守る中、立会人の深浦康市九段が「定刻になりました」と開始を告げると、先手番の羽生名人がゆったりした手つきで初手▲7六歩と角道を開けた。佐藤挑戦者も2手目△3四歩と角道を開けた。
持ち時間各9時間の2日制対局。12日夕に封じ手をし、13日朝に再開。同日夜までに終局の見込み。