気象庁は14日、熊本地震の発生から1カ月を迎えた会見で「今後、最低1カ月程度は熊本や阿蘇で最大震度6弱、大分で5強程度の強い揺れを伴う余震に注意してほしい」と呼びかけた。一連の地震で先月以降、震度1以上の地震の発生回数が1430回を超えたと発表した。
熊本県宇土市などでは、14日午前0時すぎにも震度3を観測。5月に入ってからは、震度5弱以上は記録していないが、10日以降も震度1以上の回数が1日平均で十数回で推移している。同庁は「発生当初に比べれば減衰しているが活発な状況は続いている」と説明した。
今後の地震の見通しについて同庁は、「最低でも1カ月は余震に注意してほしい。また余震とは別に、震度6弱以上の新たな地震が起きる可能性についても注意が必要だ」とした。