住民による住民のための避難所 南阿蘇「故郷がよか」——贯通日本资讯频道
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住民による住民のための避難所 南阿蘇「故郷がよか」

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土砂災害に見舞われ、2人が亡くなった立野地区で献花する山内博史さん(左端)たち=16日午前9時28分、熊本県南阿蘇村立野、長沢幹城撮影


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地震で大きな被害を受けた熊本県南阿蘇村の立野地区。阿蘇大橋が崩落し「対岸」の中心部とは分断され、住民の多くが村外での避難生活を余儀なくされている。隣町の避難所に身を寄せる住民は「協力して避難生活を送ろう」と、自治に向けて委員を選出。立野住民による立野住民のための避難所が動き始めた。


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避難先となっている大津町の本田技研体育館で15日夜、「自治組織」である運営委員会の代表などを決めるため、避難者が集まった。代表には、前新所(しんしょ)区長の丸野健雄さん(72)を選んだ。丸野さんは取材に「将来に対する不安など、みなさんの気持ちを吸い上げて村や県に伝える窓口になりたい」と話した。


自治組織立ち上げのきっかけは、応援の自治体職員やボランティアの数が減ってきたことだった。現在の新所区長、山内博史さん(62)によると、大型連休明けに急激に少なくなった。「自分たちで何かせないかん」。山内さんが各区の役員らと相談。11日夜に避難者約100人を集め、「まずはできることから始めませんか」と呼びかけた。


反対する人はなく、10人の「委員」を選出した。この10人が中心となって避難所のルールを作り、炊き出しや清掃などを住民で分担する。「これからですよ」と駅区の区長、佐藤邦武さん(70)は言う。


水道も復旧せず、新たな土砂崩れの危険にもさらされ、元の生活に戻れる見通しの立たない立野地区。山内さんらは「生まれ育ったところが誰でも良か」と故郷への一日も早い帰還の思いを話す。一方で、すでに引っ越しを決め、村を去った住民もいる。「水道が通ったとしても、地区の安全が担保できないなら帰るべきではないだろう」と山内さんは話す。


本震から1カ月となった16日、激しい雨が降る中、車で30分ほどの立野地区に行き、地区で亡くなった2人に花を手向け、手を合わせた山内さん。自治組織について「身体を動かすだけでも、精神的にずいぶん違う。みんなで協力して、少しでも明るく避難生活を送りたい」と話した。


19日に次の集会を開き、清掃や炊き出しなど具体的な作業の分担やローテーションを決める予定だ。(興野優平)



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