南阿蘇のダム、計画は続行? 一帯で土砂崩れに不安の声——贯通日本资讯频道
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南阿蘇のダム、計画は続行? 一帯で土砂崩れに不安の声

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白川沿いの崖が崩れた立野ダムの建設予定地(中央付近)。工事用道路(奥)を覆った土を取り除く作業が続いていた=熊本県南阿蘇村


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熊本地震で大きな被害が出た熊本県南阿蘇村には、本体着工間近の国土交通省の立野(たての)ダムがある。一帯では土砂崩れが起きており、国交省は土砂を撤去して安全性を確認し、本体工事の着手について再検討する、と説明する。だが、不安を訴える人たちもいる。


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立野ダム建設予定地は、崩落した阿蘇大橋から約2キロ南西にある。阿蘇山のカルデラから有明海へ注ぐ白川沿いの崖は崩れ、川床は土砂で覆われている。遠隔操作できる無人の重機が土砂を取り除いていた。


国交省によると、本体着工に向け、川床に仮排水路を掘削していた。4月16日の本震で、工事用道路や建設機械が埋まった。工事事務所の担当者は「余震や雨の度に作業を止めざるを得ず、先行きが見えない。梅雨入りまでには終わらせたいが」とため息をつく。


熊本地震では布田川(ふたがわ)断層帯が活動し、マグニチュード(M)7・3を観測した。断層帯の北端、北向山(きたむきやま)断層はダム建設地の約500メートル南東を走る。国交省はこれまで「断層は建設地へは向かっておらず、考慮すべき活断層はない」としてきた。


■安全性に疑問の声


地震後、ダムの安全性をめぐって疑問の声が上がる。


自然破壊などの観点から建設に反対してきた市民ら約300人でつくる「立野ダムによらない自然と生活を守る会」は4月末、国交省に建設中止を要請した。中島康代表は「多くの崩落が起き、完成後であればダムの地盤が崩れていた可能性もある。危険な場所に造るべきではない」と話す。



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