三菱自動車が、軽自動車4車種(日産自動車向け含む)の燃費を偽装していた問題で、所有する顧客に1台につき一律10万円の補償金を支払う方向で調整していることが分かった。燃費がカタログで示す値より悪かった分のガソリン代の損失を補償する。
特集:三菱自動車の燃費偽装問題
このほか、実際のカタログ燃費がこれまでの公表値より悪くなることでエコカー減税などの追加納税が必要になる分については、別途三菱自が負担する方向で検討している。
対象は、2013年6月以降に販売した三菱自の「eKワゴン」「eKスペース」と、日産に供給した「デイズ」「デイズルークス」の4車種。これまでに計62万5千台を生産・販売しており、この分だけで補償額は計600億円を超えることになる。