三菱自動車と日産自動車は23日、燃費データを偽装した軽自動車4車種の顧客に対する賠償内容を正式に発表した。賠償額は1台につき一律10万円。7月下旬をめどにダイレクトメールやホームページで具体的な手続きを案内し、8月にも支払いを始める予定だ。
4車種は、三菱自が2013年5月から生産した「eKワゴン/eKカスタム」「eKスペース/eKスペースカスタム」と、三菱自から供給を受けて日産が売る「デイズ」「デイズルークス」。
リース契約での使用者や過去に乗っていた顧客への賠償は、契約年数や使用年数に1万円を掛けた額になる。両社によると、10万円は、燃費を偽った分の燃料代の差額分と、今後の車検時の税額増分、おわび代。購入時にエコカー減税を受け、追加納税が必要な場合は三菱自が負担する。問い合わせ先は、三菱自専用窓口(0120・100・223)、日産お客さま相談室(0120・787・217)。