女子200メートルで日本新を出して優勝した福島千里=26日、パロマ瑞穂スタジアム、諫山卓弥撮影
陸上の第100回日本選手権最終日は26日、名古屋市のパロマ瑞穂スタジアムでリオデジャネイロ五輪の選考を兼ねて男女14種目で決勝があり、女子200メートルで福島千里(北海道ハイテクAC)が自身の持つ日本記録を100分の1秒縮める22秒88(追い風1・8メートル)で6連覇した。福島はこの種目で2大会連続の五輪代表に内定した。
福島千里、女子200で日本新 陸上・日本選手権
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男子200メートルでは、飯塚翔太(ミズノ)が派遣設定記録(20秒28)を突破する日本歴代2位の20秒11(追い風1・8メートル)で3年ぶり2度目の優勝を果たし、2大会連続の代表に内定。女子400メートル障害で9度目の優勝を果たした久保倉里美(新潟アルビレックス)は3大会連続の代表入り。男子5000メートル初優勝の大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)は1万メートルとの2種目で五輪へ。男子110メートル障害優勝の矢沢航(デサント)、男子走り高跳びを制した衛藤昂(たかし)(AGF)、女子5000メートル4連覇の尾西美咲(積水化学)は初の五輪代表に内定した。
今大会では19選手が五輪代表に内定。残りの代表は、27日の日本陸連の理事会で決定する。