バングラデシュの首都ダッカで1日、襲撃を受けたレストランの付近で負傷者を助け出す人々=AP
バングラデシュの首都ダッカで人質事件が発生したことを受けて、安倍晋三首相は2日午前、首相官邸で記者団に「日本人が巻き込まれている可能性があり、人命第一に対応するように指示した」と述べた。政府高官によると、現地で連絡が取れない日本人が複数いるという。
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日本政府は2日午前2時45分、在バングラデシュ日本大使館に現地対策本部を立ち上げ、官邸にも対策室を設置した。海外のテロ関連情報を集める「国際テロ情報収集ユニット」のスタッフを現地に派遣。バングラデシュに滞在したり旅行したりしている日本人に、メールで注意喚起を行った。
首相は、2日に予定されていた参院選の北海道遊説を中止した。