（２日、テニス・ウィンブルドン選手権）

土居の勢いが止まらない。

得意の芝コートで、持ち前の攻撃的なプレーが生きた。「芝が楽しい」と話す２５歳は、タイブレークを制して第１セットを先取。左利きから繰り出す力強いショットで相手をベースラインから下がらせ、積極的に前に出て攻めた。第２セットは雨で中断したが、再開後の最初のゲームをブレークし、勝負を決めた。４回戦進出は、日本女子として１０年ぶりの快挙だ。

これまではメンタル面が課題だった。トップ選手をあと一歩まで追いつめながら、勝ちきれない。今年の全豪１回戦では、優勝したケルバー（独）を相手にマッチポイントを握りながら逆転負けした。

でも、今は違う。「何をすべき…