浮石寺の円牛住職との主なやりとりは次の通り。
対馬で盗まれた仏像、遠い返還 韓国の寺「倭寇が略奪」
――仏像(観世音菩薩坐像)は対馬市の観音寺から盗まれた。
窃盗は絶対にあってはならない。日本では、韓国が盗んだ物を返していないと言われているが、そうではない。盗んだ人は逮捕され、処罰された。それで窃盗事件は終わった。
仏像の中から見つかった「結縁文」から、浮石寺でまつられていたことは明らかだ。これは観音寺も認めている。残った問題は、仏像の所有権が元の所有者である浮石寺にあるのか、占有者だった観音寺にあるのかということだけだ。
――観音寺や日本政府は盗まれた仏像を返すべきだと主張している。
観音寺が仏像を取り戻したいのであれば、占有するようになった経緯を証明しなければならない。それが文化財の普遍的な概念だ。
――観音寺は「倭寇」によって…