14日告示の東京都知事選に向けて候補者擁立を進める民進党都連で、元神奈川県知事の松沢成文(しげふみ)参院議員(無所属)と元経済産業省官僚の古賀茂明氏の名前が挙がっていることが8日わかった。旧民主系の都議会会派が立候補を要請した長島昭久衆院議員と並行して検討する。
民進都連、長島昭久衆院議員を軸に検討 都知事選
特集:2016東京都知事選
8日午前にあった同都連の会議後、松原仁会長が報道陣に明かした。松沢氏について「実務能力を神奈川県知事として振るってきた」、古賀氏について「野党4党の枠組みの中で十分戦える」と評価。都連での選定は会長一任となり、松原会長が今後、都連の意向をまとめて党本部に伝える。
都連幹部によると、長島氏が「いまは参院選に集中したい」と留保しているため、並行して擁立作業を進めていた。朝日新聞の取材に、松沢氏は秘書を通じ「民進党から正式な要請を受けていないので現段階では考えていない」とコメントした。