カレーチェーン「CoCo(ココ)壱番屋」を展開する壱番屋(愛知県一宮市)が廃棄を依頼した冷凍ビーフカツが、食用として横流しされていた事件で、愛知、岐阜両県警は12日にも、産業廃棄物処理業者「ダイコー」(愛知県稲沢市)の会長ら3人を食品衛生法違反などの疑いで逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
特集:廃棄カツ横流し
両県警などによると、壱番屋は昨年10月、製造過程で異物が混入したとして、ダイコーに冷凍カツの廃棄を依頼。だが、同社会長はカツを「食品」として扱い、許可なく食肉を販売した疑いが持たれている。
また、ダイコーからカツを仕入れて転売した「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の実質的経営者と、みのりフーズからカツを買って別の業者に転売した仲卸業者(名古屋市)の取締役についても、廃棄物と知りながらカツを売り、代金をだまし取ったとして詐欺などの疑いで逮捕する方針。
カツの横流しは今年1月、愛知…