ラグビーの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー（ＳＲ）」に日本チームとして初めて参入したサンウルブズは、１５日に南アフリカ・ダーバンで行われたシャークス戦に２９―４０（前半１９―２１）で敗北。１勝１３敗１分け（勝ち点９）の最下位で１年目のシーズンを終えた。

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シーズン最終戦でサンウルブズは意地を見せた。前半１４分、ラインアウトから茂野がトライを挙げるなど前半は２点差に詰め寄る。後半に差を広げられたが、終了間際、パエアのトライで締めくくった。

約５カ月の長いシーズンの中でもＳＲの過酷さを体験したのが遠征だ。３月下旬から４月中旬の南ア勢との４連戦では、シンガポールで１試合をして南アに移って３試合をこなした。南アでは１５００メートル近い高地での試合があった。酸素が薄い土地に順応するには２週間近く必要とされ、力を発揮できなかった。「相手も同じ条件で言い訳は出来ないが、息苦しかった」（大野）。湿気の多いシンガポールから肌寒い南半球に移り、体調管理は難しかった。食事が合わず、腹痛を訴えた選手も多数出た。７月の遠征では日本の米を用意した。