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演説つぶやき・FBでやりとり…陣営の思惑は 都知事選

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-7-20 7:05:22  点击:  切换到繁體中文

最近の選挙では欠かせないツールとなっているSNSを使った運動が、東京都知事選(31日投開票)でも展開されている。活用法はそれぞれの陣営の事情と思惑を反映しているようだ。


特集:2016東京都知事選


政党の支援を受けない小池百合子氏(64)が仕掛けている作戦が「ポイント・グリーン」。SNSで小池氏のイメージカラーである「緑(グリーン)」のものを身につけて街頭演説に参加するように呼びかける。


実際、演説場所には緑色のTシャツや帽子、タオルなどを身につけた人たちが目立つ。ネット空間での支持を現実世界で見える形にしようというわけだ。「面白いムーブメントが巻き起こっていると実感している」と小池氏。政党の支持組織などへの働きかけが難しいだけに、陣営関係者は「SNSは活動を知ってもらう大切な道具」と話す。


ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)のツイッターは1回の街頭演説で5~6回つぶやいて、リアルタイム感の演出を心がける。


ニュースキャスターとして知名度は抜群。野党統一候補としての組織票も期待できるため、無党派層の取り込みが課題となる。そこで陣営が目をつけたのが、特定の相手だけに直接メッセージを送れるSNSの機能の活用だ。選挙運動で伝統的な手法「電話作戦」のネット版というイメージで支持拡大を狙う。担当者は「いまや幅広い層が使っているSNSは、若者や不特定多数をつかむだけの手段ではない」と話す。


元総務相の増田寛也氏(64)のフェイスブック(FB)には16日、7項目の質疑が投稿された。〈Q 東京一極集中化に対して、これまで批判されてきたのでは?〉〈A 過度の東京一極集中と少子化は、地方だけでなく東京にも弊害を起こすということ〉


記者会見で質問が出たり、ネット上で一方的に批判されたりした点に答えた。投稿後1日で150件近くシェアされた。陣営担当者は「ネットなどの記事は間違っていても反論が難しい。SNSの双方向性で候補者と有権者の意思のやりとりができたと思う」と手応えを感じている。


その他の候補者にとってもネットは有権者と対話するための大切なツールになっている。


元大阪市北区長の中川暢三氏(60)が掲げるのは「金をかけない政策本位の選挙」。選挙カーを使わず、政策を自ら説明する動画をSNSに投稿。メールアドレスなどを紹介し、有権者とのやりとりを通じて理解を広げていく考えだ。


ジャーナリストの上杉隆氏(48)も連日、FBで自身の街頭演説や練り歩きの様子を動画に掲載する。陣営担当者は「ネットなら、幅広い層と双方向のやり取りができる。政治にあまり関心のない人にも訴えを届けられる」と話す。



 

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