米国のサンダース上院議員や民主党上院議員が20日、オバマ大統領あてに核先制不使用のほか、新型巡航ミサイルなどの核兵器近代化計画の見直しなどを求める書簡を送った。「広島と長崎の原子爆弾(投下)の教訓は、核兵器を二度と使用してはならないということだ」と強調し、現政権での核政策の大胆な見直しを迫った。
特集:核なき世界、模索の8年
核といのちを考える
書簡は、米大統領選の民主党候補者指名争いに立候補したサンダース氏や、民主党のマーキー、ウォーレン氏ら上院議員10人の連名で、オバマ大統領あてに送られた。
書簡では「我々は大統領の残り数カ月の在任中に、米国の核兵器への支出抑制や核戦争のリスク軽減のため、大統領に大胆な行動を促す」と強調。①過度な核兵器の近代化計画の規模縮小②「核兵器先制不使用」政策の採用③(相手の核ミサイル発射を探知したら即時に核攻撃する)警報即時発射計画の撤回を求めた。
核の近代化計画については、特…