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漫画「スラムダンク」の作者・井上雄彦さん(49)とバスケット選手の対談企画の第3回は、大学時代から日本代表として世界と戦ってきた田中大貴(だいき)選手(24)。
特集:B.LEAGUE 主役に迫る
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井上 高校バスケ界の強豪には私学が多いなか、県立高校出身ですね。
田中 中学卒業時に、名門と言われる高校から話が来るような選手ではありませんでした。たまたま中学時代の先生と長崎西の先生が知り合いで、流れるように入った感じです。
井上 強豪チームでやりたいと思ったことはなかった?
田中 高校3年で高校総体の出場を逃したときは、もっと強い高校に行きたかったと思ってしまった。長崎西はバスケ部の生徒も勉強が1番で、その次がバスケ。放課後の練習も2時間だけでした。スポーツ推薦で入った自分がキャプテンで、もっとやらなきゃ勝てないだろうという気持ちはありました。いま思えば自分勝手な話です。
井上 高校からバスケを始めた…