大阪市浪速区のマンションで大麻草約300株を栽培したなどとして、近畿厚生局麻薬取締部は29日、同区敷津西1丁目の無職豊田浩司容疑者(39)ら男3人を大麻取締法違反(栽培、所持)などの疑いで逮捕したと発表した。豊田容疑者は「販売目的だった」と容疑を認めているという。
同取締部によると、他の2人は無職谷上真一(35)=大阪府箕面市=と無職二口健太郎=大阪市西区=の2容疑者。3人は6月19日、豊田容疑者の自宅マンションなど3部屋で大麻草318株(末端価格3800万円相当)を栽培したり、乾燥大麻計約2・5キロを所持したりした疑いがある。豊田容疑者は指示役で、他の2人と扇風機や照明機器を設置し、園芸用容器で世話をしていたという。豊田容疑者が、2人に報酬として乾燥大麻を渡していたとみている。