ミッフィーのぬいぐるみを手にする加藤綾子さん=横浜赤レンガ倉庫1号館、佐藤正人撮影
絵本の「ミッフィー(うさこちゃん)」が誕生して60年。全国9会場を巡回中のミッフィー展が30日、横浜赤レンガ倉庫1号館で始まった。首都圏では最後の開催となる。
ミッフィーはオランダの絵本作家でグラフィックデザイナーのディック・ブルーナさんが描いたキャラクターで、世界中の子どもたちに愛されている。同展では約300点の原画やスケッチなどを展示。1955年の「ちいさなうさこちゃん」(第1版)で描かれた「ファースト・ミッフィー」は世界初公開で、おなじみの姿に描き直された1963年の第2版の原画とともに紹介される。
29日の内覧会ではフリーアナウンサーの加藤綾子さんが子どもたちに読み聞かせをしたり、一緒に歌やダンスを踊ったりして、絵本の世界を楽しんだ。
大学時代は音楽教育学科で音楽教師を目指していたという加藤さん。読み聞かせも、子どもたちと一緒の歌やダンスも初めての体験で、「先生になりたいという夢がかないました」と笑顔で話した。
横浜会場では特別展示として、21組の日本人クリエーターが描いた「ミッフィー」も公開される。同展は8月24日までで、会期中は無休。会場では展覧会限定のオリジナルグッズも販売されている。公式サイトは
http://www.miffy60-exhibition.jp
(佐藤正人)