米CNNが1日に発表した大統領選に関する世論調査によると、民主党のクリントン前国務長官(68)が支持率を52%まで伸ばし、共和党候補のトランプ氏に9ポイントの差をつけた。7月25~28日の民主党全国大会で党内融和を印象づけたのが好感されたとみられる。
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調査は7月29~31日に実施。クリントン氏は前回(7月22~24日)の45%から7ポイント伸ばした。前回はトランプ氏が3ポイント上回っていた。党大会後には支持率が上昇する傾向がある。前回調査は共和党大会後で、トランプ氏が前々回より6ポイント伸ばしていた。今後も両候補の激しい競り合いが続きそうだ。
また、「民主党が団結した」と見る人が、党大会前の35%から41%に上昇。「(本選の)11月まで分断する」と見る人は24%から14%に減った。党大会で、ライバルだったサンダース上院議員がクリントン氏への支持を呼びかけたことが影響したとみられる。