坂口正芳氏
警察庁の金高雅仁長官(62)が辞職し、後任の第26代長官に坂口正芳次長(58)が就任する人事が2日、閣議で承認された。次長には栗生俊一長官官房長(57)が就く。発令は10日付。
金高氏は2015年1月に長官に就任。取り調べの可視化などの刑事司法制度改革に伴う態勢整備や特殊詐欺対策、国際テロに対応する態勢の強化などを進めた。また、今年5月の主要7カ国(G7)首脳会議(伊勢志摩サミット)とオバマ米大統領の広島訪問の警備を指揮した。
新しい長官になる坂口氏は東京大卒で、1980年に警察庁に入り、警視庁交通部長、大阪府警本部長、長官官房長などを経て15年1月から現職。
次長に就く栗生氏は東京大卒で、81年に入庁し、警視庁組織犯罪対策部長、警察庁刑事局長などを経て15年1月から現職。