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豪州総選挙、上院で極右躍進 投票後1カ月で集計終了

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-8-4 19:50:55  点击:  切换到繁體中文

 

オーストラリア選挙委員会は4日、7月2日に行われた上下両院総選挙の集計作業を終えた。上院(定数76)では与党・保守連合(自由党、国民党)が議席を減らした一方、極右政党「ワンネーション党」から4人が当選。与党は厳しい政権運営を迫られることになった。


発表によると、上院の確定議席は保守連合30、労働党26、緑の党9、その他11。保守連合は改選前から3議席減らし、上院で法案を通すには、与党以外から最低9人の賛同が必要となる。上院の運営を有利にしようと29年ぶりに両院同時解散に踏み切ったターンブル首相だが、改選前よりさらに状況は厳しくなった。


ワンネーション党のポーリン・ハンソン党首(62)は、1990年代にアジア移民の制限や先住民への優遇策撤廃などを掲げ、「白豪主義の復活か」と言われた。ハンソン氏は今回、イスラム教徒の排斥などを訴え、18年ぶりに政界復帰を果たした。上院で4人が当選した同党は、「その他」の小政党内では最大の派閥となった。


大接戦だった下院(定数150)の公式結果は保守連合76、労働党69、緑の党1、その他4。与党がぎりぎりで過半数を確保したが、地元メディアは「与党議員は1人も病欠が許されない」と揶揄(やゆ)している。(シドニー=郷富佐子)



 

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