運転手が乗務前の酒気検査をすり抜けて路線バスを運転した問題が明らかになった長崎バス(長崎市)で、別の運転手も身代わりを立てて酒気検査を通り、その後、路線バスを運転していたことが5日、社内の調査でわかった。同バスは国土交通省九州運輸局長崎運輸支局に報告し、再発防止の指導を受けた。
同バスによると、7月17日午前7時55分ごろ、同市の柳営業所晴海台車庫で、男性運転手(52)から出勤時の呼気アルコール検査で1リットルあたり0・209ミリグラムの酒気を検出。2回目の測定を行うよう指示を受けた運転手は、近所に住む同居家族を呼んで代わりに息を吹き込ませて検査を通過。その後、回送区間を含む約22キロを運転し、約30人の乗客を乗せたという。
2回目の検査の際に記録される…