避難先のレジャー施設から村営住宅に移った今村克子さん=熊本県南阿蘇村
熊本地震の発生から100日余りが過ぎた。発生後間もなく、朝日新聞のアンケートに協力してくれた人たちは今どうしているのか。改めて尋ねると、大半は仮設住宅など落ち着き先が決まっていたものの、本来の暮らしにはほど遠く、個々に悩みを抱える姿が浮かんだ。
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最初のアンケートは、4月14日の前震から10日を機に熊本県内の避難者108人に実施。このうち、震災から1カ月時点で連絡がついたのは65人で、うち26人が「避難中」だった。震災2カ月で再度尋ね、避難を続けていた16人に、今回改めて聞いた。
回答が得られた14人の中で、11人は仮設住宅に入居済みか入居が決まっていた。1人は公営住宅に入居していた。あとの2人は避難所にいて「移る先のめどが付いていない」と答えた。
南阿蘇村の今村克子さん(50…