男子100メートル背泳ぎで7位に入った入江陵介=西畑志朗撮影
8日、男子100メートル背泳ぎ決勝)
4年前に銅メダルを獲得したときの鋭い泳ぎは、戻らなかった。男子100メートル背泳ぎ決勝。入江陵介は良いところ無く7位に終わった。
リオオリンピック
競泳の日程・記録
「スピードを上げるところの泳ぎがいまいちだった」。加速しようと、ストロークの回数をふやしても、思うように水をつかめなかった。スタートから最後まで、メダル争いに加わることはできなかった。
「200メートルに集中して去年からやってきているので、この結果を気にせずにやりたい」と入江は言った。パワーだけで押し切れる100メートルではなく、技術が生きる200メートルに活路を見いだそうという狙いだ。なのに、こう続けた。「まだ200メートルの泳ぎが出来ていない」。200メートルのレースが始まるまでに中1日しかない。入江は、光明を見いだせるのだろうか。(清水寿之)