男子200メートル自由形で7位となった萩野公介=西畑志朗撮影
(8日、男子200メートル自由形決勝)
男子200メートル自由形の決勝を終えた萩野公介は、ただただ首をひねるばかり。「昨日は余力があったので、タイムが上がると思ったんだけど。率直に悔しいですね」。準決勝を2位で通過したのに、決勝はそこから0秒45タイムを落としての7位。この種目の日本勢初のメダル獲得はならなかった。
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キックの回数を減らして体力を温存し、最後の50メートルにかける戦略があだとなった。思った以上に推進力を欠き、一度は最下位まで沈んだ。最後の50メートルで一つ順位を上げるのがやっとだった。
世界的に見て自由形はパワーに勝る欧米の選手たちが優位だ。やはり、この種目で日本選手が勝つのは難しいのか。聞かれた萩野は即座に答えた。「まったく感じていない。それを明日見せます」。800メートルリレーでの雪辱を誓った。(清水寿之)
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女子200メートル個人メドレー準決勝敗退の今井月(愛知・豊川高) 「情けないなと思います。大会前に調子が良くても、試合でベストを出せないのが五輪の怖いところだなと思った。4年後は、絶対にこんな思いをしないようにがんばりたい」