2020年東京五輪での実施が決まった野球で、大会中の試合を福島県内でも行う方向で調整が進んでいることが、関係者への取材でわかった。一時は日程の短さなどから困難との見方も出ていたが、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も前向きな考えを示しているという。
野球は、リオデジャネイロで3日(日本時間4日未明)にあったIOC総会で、08年北京大会以来となる3大会ぶりの実施が決まった。東京五輪の大会組織委員会は決定後の記者会見で、主会場には横浜スタジアムを想定していることを明らかにした。
大会での試合形式は未定だが、福島県内での試合は、少なくとも日本代表戦1試合を想定しているとみられる。10月にバッハ会長が来日する見通しとなっており、それまでに使用球場など具体的な計画をまとめ、提示する見込み。経費を抑制するため試合数は少なくなる見通しで、球場改修費などの費用負担も今後の課題となる。
福島県内での試合の実施につい…