横浜―東北 三回裏東北2死一、二塁、笹沼は中前に適時打を放つ=伊藤進之介撮影
(9日、高校野球 横浜7―1東北)
動画もニュースも「バーチャル高校野球」
東北が一矢を報いたのは三回。1死から8番田中が投手強襲のチーム初安打、2死一、二塁から2番笹沼が中前に適時打を放った。
横浜との対戦が決まってからチームは藤平対策でピッチングマシンの速度を上げて速球に目を慣らしてきた。しかし、「球の切れも伸びも、まったく違った。(藤平の球は)浮き上がってくるようだった」と笹沼。1打席目は高めの148キロに空振り三振。三回は浮いた初球のスライダーをたたき、「直球を待っていて、変化球に体がうまく残った。とにかく1点取りたかった」。
◇
●渡辺(東) 小学校の軟式野球でチームメートだった横浜・公家に本塁打を浴び、「今までで一番の当たり。すがすがしく終われました」と笑顔。
●我妻監督(東) 「力負け。完敗です。分かってはいたけど、藤平投手は球の伸びが違った。もう少し、食いついていきたかった」