登山・ハイキングに最も親しんでいるのは60代――。今年から祝日となった8月11日の「山の日」にあわせ、そんな集計を総務省が10日に公表した。60代では、過去1年間に登山やハイキングをした人の割合が1割を超え、ほかの年代よりも多かったという。
「山の日」特集
同省は5年に1回、国民の余暇の使い方などを調べる社会生活基本調査を実施しており、直近の2011年調査から登山やハイキングにどの世代が親しんでいるかを集計した。
過去1年間に登山またはハイキングをした15歳以上の人は972万人で全体の9・0%だった。年代別でみると、60~64歳では全体の12・4%の人が登山やハイキングを最も楽しんでおり、それに次ぐ65~69歳でも11・9%に上った。退職を迎えた「団塊の世代」の60代が楽しみの場として山を選んでいる傾向がうかがえる。
都道府県別では、東京が13・9%と、登山やハイキングを楽しむ人の割合が最も高く、奈良の13・2%、神奈川の12・1%、埼玉の11・3%、長野の11・2%が続いた。(相原亮)