脉脉数据研究院がこのほど発表した報告によると、年俸が30万元(1元は約16.2円)を超えると、年收が10万元増えるごとに、1日の平均睡眠時間が10分短くなるとしている。中国新聞網が報じた。
報告は、弁護士や医療従事者、プログラマー、企業の上層部、デリバリー配達員、プロダクトマネージャー、ファイナンシャル・プランナー、人気ライブ配信パーソナリティー、オンライン配車ドライバー、広報・メディアなど、10種類の職業に就く人々を対象に調査・研究を実施。回答者の平均睡眠時間は7.4時間だった。うち、企業の上層部の夜間の睡眠時間が最も短く、平均6.6時間だった。
收入の状況と比較して見ると、年収が30-40万元の人が最も夜更かしに強く、年俸が30万元を超えると、年收が10万元増えるたびに、1日の平均睡眠時間が10分短くなっていた。年收が24-30万元の人の睡眠の質が最も良く、ノンレム睡眠の連続性の得点が最も高かった。一方、年收12-18万元の人の睡眠の質はやや悪かった。
報告によると、調査研究の対象者の就寝時間は平均午前0時32分。就寝時間はいずれも夜11時以降だった。うち、企業の上層部の就寝時間が最も晩く、平均午前1時38分だった。一方、就寝時間が最も早かったのは医療従事者で、平均午後11時44分だった。
その他、調査・研究の対象者の起床時間は平均午前7時56分だった。うち、医療従事者が最も早く、平均午前7時6分だった。一方、最も晩いのは、オンライン配車ドライバーで、平均午前8時48分だった。
報告によると、働く人々の間では、夜更かしがすでに日常的になっている。調査・研究の対象者のうち、夜更かししている人の割合は80%。割合が最も高いのはライブ配信パーソナリティーとプログラマーだった。夜更かしの理由を見ると、「残業」が最も多いのはプログラマー、「読書・勉強」が最も多いのはファイナンシャル・プランナーだった。
思うように睡眠時間が取れていない働く人々は、運動にどれくらいの時間をかけているのだろうか?
アンケート調査・研究によると、回答者の41.9%が「普段は座っている時間が長く、特に運動はしていない」と答えた。一方、運動をしていると答えた人のうち、中・強度の運動を「30分以上している」と答えた人の割合は39.9%、「30分未満」と答えた人の割合は60%だった。
働く人々がする運動で最も多いのは「ウォーキング」。しかし、世界保健機関(WHO)が推奨する1日当たりの歩数に達している回答者の割合は61.1%にとどまった。うち、仕事の性質上、デリバリー配達員の平均歩数が最多で、弁護士の歩数、歩行距離が最少だった。デリバリー配達員に続いて多かったのは、医療従事者とプログラマーだった。
報告によると、回答者のうち、最も運動が好きなのはプログラマーだった。プログラマーの中・強度の運動の時間が最も長く、1日当たり平均37.1分だった。一方、最も短かったのは企業の上層部で、15.4分にとどまった。
全体的に見ると、回答者の33.3%が、「1週間に2-3回運動している」と答え、健康を維持するための自分なりのラインを守っていた。一方、13.2%が「運動の計画は全くない」と答えた。運動をしない理由について、45.7%が「したいけど、そのエネルギーが残っていない」、27.4%が「仕事に時間を取られ過ぎている」と答えた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月4日