御巣鷹の尾根にある「昇魂之碑」に手を合わせる女性=12日午前9時14分、群馬県上野村、北村玲奈撮影
日航ジャンボ機が1985年に墜落し、520人が亡くなった事故は12日、発生から31年を迎えた。遺族らは慰霊のため、墜落現場の群馬県・御巣鷹の尾根に登った。
堺市の山岡武志さん(79)は、亡き娘2人に会いに来た。高校2年の知美さん(当時16)と中学2年の薫さん(同14)が事故機に乗っていた。
毎年のように尾根に登ったが、2008年以降、体調を崩し、足が遠のいた。事故から30年の節目だった昨年、「年齢的に最後かも」と7年ぶりに登ると、事故翌年に自ら抱えて登った木の墓標が朽ちていた。
おませで何でも自分でやりたが…