ラグビー日本女子代表の兼松由香選手=長島一浩撮影
ブラジルの女性支援団体が、女性に尋ねた調査がある。回答した25%が、スポーツをしようとしたときに「女性がするなんて」という非難を浴びていた。五輪会場を訪れていたシルバさん(49)は、「女子は人形で遊ぶものという認識が、この国には残っている」と指摘した。
日本では女性選手への本格的な支援は始まったばかりだ。東京のナショナルトレーニングセンターが託児室を設けたのは3年前。婦人科医が積極的にスポーツ障害を診るようになった。スポーツ議員連盟は昨年暮れ、女性選手支援のチームを立ち上げた。
リオオリンピック
リオ大会の日程・記録
ラグビー女子日本代表の兼松由香選手(34)は大学時代にラグビー留学したニュージーランドで、お母さん選手がベビーカーを押して会場に来るのを見て驚いたという。「これが日本でも当たり前になれば」と思い続けてきた。
2007年に長女明日香さんを…