新型コロナウイルスのワクチンをボランティアとして接種した朱傲氷さんはこのほど、6ヶ月の観察期間を終え、微博(ウェイボー)に最後の血液検査の全過程を綴った。北京日報が報じた。
元軍人であると同時に、湖北工程大学の学生でもある朱さんは今年3月19日、陳薇院士率いるチームが研究開発した新型コロナウイルスのワクチンを接種した。「この半年、僕の体はいたって健康で、風邪をひいたことも、発熱したこともない」と朱さん。
最後の血液検査を受ける朱さん。
朱さんと陳薇院士。
今年3月、朱さんは新型コロナウイルスワクチンの第1陣の臨床試験に参加した。そして、微博に、「微力を尽くして、1日でも早くこの武漢の状況を好転させ、全てを好転させたい」と綴っていた。
その後も、朱さんは微博にビデオブログをたびたび更新し、ワクチン接種後の日常を記録し、ネットユーザーの質問などにも答えていた。
朱傲氷さんのビデオブログのスクリーンショット。
6ヶ月の観察期間が終わり、湖北省武漢市は既に完全に以前の姿を取り戻し、朱さんの体調も一切問題なかった。
ワクチンの今後の進展を見守りつつ、ワクチンが1日も早く実用化されることを期待しよう!(編集KN)
「人民網日本語版」2020年9月28日