サーブの練習をする錦織(右)とマイケル・チャンコーチ
2年ぶりの4強入りをかけ、錦織はマリーとの大一番に臨む。4連敗中の「壁」を打ち破れるか。
特集:錦織圭
マリーは今季の4大大会ですべて決勝に進出。ウィンブルドンで3年ぶりに優勝し、リオデジャネイロ五輪では連覇を達成した。錦織は「今は上の2人、ジョコビッチとマリーのレベルがみんなより一段、二段上。僕にとってももちろん、高い壁になっている」。
マリーはリターンが得意だ。今大会で相手のサーブをリターンできた確率は81%。錦織より18ポイントも高い。「前に入ってきて、(打つ範囲を)狭めてくる。リターン力が一番いい選手。第1サーブを入れることが重要になる」。復調の兆しを見せるサーブが鍵を握る。