プロデビュー戦で韓国フェザー級王者を攻める清水聡(右)=関田航撮影
ボクシングのロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(大橋)が4日、神奈川・スカイアリーナ座間でプロデビューを果たした。「アマチュアで160試合やっているけど、やはりプロは違った。華やかすぎる」。韓国フェザー級王者に5回KO勝ちし、新たなボクサー人生を幸先よくスタートさせた。
バンタム級清水、プロ転向を正式表明 ロンドン五輪で銅
ロンドン五輪では、ミドル級金メダルの村田諒太(帝拳)とともに、ボクシングで44年ぶりの日本人メダリストになった。リオデジャネイロ五輪の国内選考会で敗れ、プロに転向。調整中には、以前所属したミキハウスで同僚だった羽根田卓也(カヌー)らがリオ五輪でメダルを獲得する姿を見て、「舞台は違うが、自分も輝きたい」と刺激を受けた。
試合前には「1ラウンドで終わるより、長いラウンドで経験を積みたい」と話していたが、終わってみれば5回までにダウンを4度奪う圧勝だった。「メダリストなので、負けたら話にならない」。余裕の表情だった。
アマチュアとの違いも体験でき…