ブラジルの旗手のシルレーネ・コエリョ=7日午後8時41分、ブラジル・リオデジャネイロのマラカナン競技場、金川雄策撮影
(7日、リオパラ開会式)
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最後に登場したブラジル選手団の旗手を務めたのは、砲丸投げなど3種目に出場するシルレーネ・コエリョ(35)。パラでは同国女性初の大役だった。「他の選手が気にかけてくれてうれしかった。とても光栄なことです」
早産で生まれた影響で、腕から足までの左半身にまひが残った。両親が娘の異変に気づいた5歳の頃には、既に治療は手遅れだった。障害があっても気を使ってもらうのが嫌で、色んなことに挑戦した。
一時、家政婦の仕事についたが、24歳で競技に出会って才能が開花した。やり投げで2008年の北京パラリンピックで銀メダルを獲得、12年ロンドン大会では金メダリストになった。