今年の台風は、８月としては過去最多記録と並ぶ４個が日本に上陸した。東西の高気圧で日本列島を挟むような進路ができ、３個の台風が北海道に上陸。異例のコースをたどった台風１０号は、１９５１年の統計史上初めて東北の太平洋側に上陸した。

９月の台風はどうなるのか。九州では既に台風１２号が５日に上陸している。

気象庁によると、９月の台風は、日本の南海上から西側に放物線を描くようにして本州付近を通るコースが一般的だ。８月に比べて太平洋側の高気圧が後退することで、その縁を沿うような進路をたどるためだ。

担当者は「９月は８月に次いで発生数も接近数も多いので、引き続き台風情報をチェックして注意してほしい」と呼びかけている。

台風の平年の「上陸数」は、８月が０・９個で９月は０・８個。年間を通じた上陸数は平年で２・７個。今年はこれまでに５個が上陸している。